街並みと景観

(2019年09月26日)

散歩をしていて街並みの美しい地域を歩くのは心地良いものです。地域の景観を損なわない街並みへの配慮が求められます。

「良好な景観の形成」を促進するために、2004年に「景観法」が定められました。景観に関する基本法で、都市だけではなく農村・漁村も対象としています。地域の個性を大切に、柔軟な規制によって、その地域の景観を保っています。

景観法に規定され、都市計画に定められる「景観地区」では、「建築物の形態意匠の制限」があります。歴史的建造物や自然環境との調和や、周辺の街並みとの一体感などを配慮して、その地区ごとに定められています。

観光地等で、周辺の街並みと一体化した店構えのコンビニを見かけることがあります。これも景観規制や条例等に適応させた景観配慮型コンビニと言えます。とは言え、美しい景観を維持、発展させるためには、建造物の高さや、外壁の色彩の制限、屋外広告物、看板等の設置の制限などが定められており、その地域に住んでいる方々の理解と、行政との合意形成が不可欠と言えます。

※景観法以外の法律でも、国立公園法などの規制があります。このような地区での建築は、制限に適合させて、建築許可などの行政上の許認可を得ることが必要です。

奈良で見かけたコンビニ

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